錆染め(さびぞめ)について

錆染めについて

 

錆は、先史時代に描かれた洞窟の壁画に使用された炭や土、鉱物などに続き、色つけのための顔料として用いられてきた歴史を持ちます。
「錆染め」とは、錆を顔料として、主に布を染める染色技法のことをいいます。

 

錆の発生は熱と空気と水で発生します。
Sabi-nunoの錆染めは晴れた日差しの下で鉄板や鉄屑を掻き集め製作します。
普通の染織活動よりも少しアウトドアな染め方です。

sabi-nuno 錆収穫 sabi-nuno 錆収穫

 

染め方は色々。日々錆と向き合い、基本的な染織の技法と組み合わせながら実験して作品になってゆきます。

 

色のバリエーションとしては、

  • 鉄錆は茶
  • 銅錆は緑青とも呼ばれ、青〜青緑
  • 黒錆による薄グレー

など、様々に発色してゆきます。

錆染めカラーバリエーション

色味や濃淡は染め方によって変化します

製作時には錆の色とベンガラと時々草木の色を借りて作品作りをしています。

sabi-nuno 作品制作

 

 

お取扱い注意

 

酸化が進んでいるものなので、強い負担をかけると滑脱、裂けることがありますので、ご注意ください。
淡色のものと摩擦すると色移りする可能性もあります。
酸化により色が濃くなっていくので錆染めそのものは色落ちしません。
時間とともに酸化していく姿をお楽しみください。
緑青は猛毒のイメージがありますが、実は有害物ではないことが照明されています。
なので、ご安心ください。
以下日本銅センターからの抜粋です。

”銅は、赤褐色の色合いをしていますが、これが大気中で雨露に当たると緑色の被膜ができます。これが緑青(ろくしょう)で、化学的には塩基性炭酸銅といわれる化合物で、サビの一種です。
東京大学医学部衛生学教室による「銅の衛生学的研究」では、長期の動物実験により緑青は毒ではないことを結論付けました。そしてこの調査結果をふまえ行われた厚生省(現厚生労働省)の3年間にわたる研究の結果、昭和59年8月に緑青は毒物や劇物に含まれるような有害物ではないことが認められました。”
一般社団法人日本銅センター